「スマホでもPC並みの動画編集がしたい」という人たちの間で長く支持されているアプリが、KineMaster(キネマスター)です。マルチレイヤー編集やキーフレームアニメーションなど、スマホアプリとは思えないほどの機能を備えていることで知られています。
この記事では、KineMasterの特徴や料金プラン、そして実際に使っている人たちの口コミ・評判を詳しく調べてみました。ほかのアプリとの比較も交えて、KineMasterが自分に合うかどうか判断するための材料をお届けします。

KineMasterとは?アプリの概要
KineMasterは、韓国のNexStreaming Corp.(現KineMaster Corporation)が開発したモバイル向け動画編集アプリです。iOS・Android・Chromebookに対応しており、スマホやタブレットだけでプロレベルの動画編集ができることを目指して作られています。
他のスマホ動画編集アプリと一線を画しているのが、マルチレイヤー編集に対応している点です。動画・画像・テキスト・手書きなど、複数の素材をレイヤーとして重ねて配置できるため、PCの動画編集ソフトに近い感覚で作業ができます。
- iOS・Android・Chromebook対応
- マルチレイヤー編集で高度な合成が可能
- キーフレームアニメーション対応
- 4K動画の編集・書き出しに対応
- クロマキー(グリーンスクリーン)合成が使える
- 無料版あり(ウォーターマーク付き)
レイヤーを重ねる編集は、画面が広いほど扱いやすくなります。スマホだけだとタイムラインが窮屈に感じる場面も多いので、タブレットで作業している人も少なくありません。
KineMasterの料金プラン
KineMasterは無料でダウンロード・利用できますが、無料版にはウォーターマーク(透かし)が入ります。
無料版の制限
- エクスポート時にKineMasterのウォーターマークが表示される
- 一部のプレミアム素材(エフェクト・BGM・フォントなど)が使えない
- 広告が表示される
KineMaster Premiumの料金
有料のKineMaster Premiumに加入すると、ウォーターマークの除去、全プレミアム素材へのアクセス、広告非表示などの特典が得られます。料金は月額・年額のサブスクリプション形式で、詳細な金額はApp StoreまたはGoogle Playストアで確認してください(為替レートや地域によって異なる場合があります)。

KineMasterの口コミ・評判
良い口コミ
- 「マルチレイヤー編集ができるスマホアプリは貴重。合成動画が簡単に作れる」
- 「キーフレームアニメーションが使えるので、テキストや画像に動きを付けられる」
- 「4K対応で画質も申し分ない」
- 「ボイスチェンジャー機能が面白い。顔出しなし動画に使える」
- 「クロマキー合成がスマホでできるのは驚き」
クロマキーをきれいに抜くには、背景のムラをなくすことが近道です。折りたたみ式のグリーンバックなら、使うときだけ広げて立てられるので狭い部屋でも扱いやすいです。
気になる口コミ
- 「無料版のウォーターマークがやや大きく、動画の見栄えに影響する」
- 「機能が多い分、初心者には操作が複雑に感じることがある」
- 「重いエフェクトを多用すると、スマホの動作がカクカクになる」
- 「古いスマホだと強制終了することがある」
KineMasterの主な機能を深掘り
マルチレイヤー編集
動画・画像・テキスト・手書き・ステッカーなどを複数のレイヤーとして重ねて配置できます。PCの動画編集ソフトのように、前面・背面の順序を自由にコントロールでき、複雑な合成動画も作成可能です。
キーフレームアニメーション
素材の位置・サイズ・透明度・回転などの値を時間軸に沿って変化させ、アニメーション効果を付けられます。テキストがスライドインしたり、画像がズームしたりする演出を細かくコントロールできます。
クロマキー合成
グリーンスクリーン(緑の背景)で撮影した動画から背景を除去し、別の映像や画像と合成する機能です。解説動画やエンタメ動画で「背景を別の場所に差し替える」演出に使えます。
豊富なエフェクト・トランジション
映像のぼかし、グリッチ、グロー、モザイクなど多彩なエフェクトに加え、シーンの切り替えに使えるトランジション効果も多数収録されています。KineMasterアセットストアからは追加のエフェクトやBGMをダウンロードすることもできます。
オーディオ編集
複数の音声トラックを重ねて配置でき、BGM・効果音・ナレーションを別々に管理できます。音量調整、ピッチ変更、イコライザー、ボイスチェンジャーなどの機能もあります。
アプリ側でどれだけ整えても、録れた音が悪いと限界があります。ナレーションを入れるなら、口元に近づけられるピンマイクを使うだけでも聞き取りやすさが変わります。
4K書き出し
編集した動画を4K解像度(2160p)で書き出すことが可能です。高解像度の映像を扱いたい人でも安心して使えます。

KineMasterが向いている人・向いていない人
向いている人
- スマホで本格的な動画編集がしたい人:マルチレイヤーやキーフレームなど高度な機能を求める人
- 合成動画やエフェクト動画を作りたい人:クロマキー合成やエフェクトが充実
- YouTubeチャンネルを運営している人:4K対応で、ある程度の品質を保った動画が作れる
- PCを持っていないが、高品質な動画を作りたい人:スマホだけでPC並みの編集ができる
向いていない人
- 動画編集が初めての初心者:機能が多い分、操作を覚えるまでに時間がかかる(InShotやVLLOの方がとっつきやすい)
- スペックの低いスマホを使っている人:重いエフェクトを多用すると動作が不安定になる
- サブスクに抵抗がある人:買い切りプランがないため、使い続けるには月額・年額の支払いが必要
KineMasterと他のアプリの比較
KineMaster vs CapCut
CapCutは無料でウォーターマークなしの書き出しができ、TikTok向けのテンプレートが豊富です。一方KineMasterはマルチレイヤーやキーフレームなど、より高度な編集機能を備えています。簡単にSNS動画を作りたいならCapCut、凝った編集をしたいならKineMasterが適しています。
KineMaster vs InShot
InShotは操作がシンプルで初心者向け、KineMasterは機能が豊富で中級者以上向けという位置づけです。編集の自由度を重視するならKineMaster、手軽さを重視するならInShotを選ぶとよいでしょう。
KineMaster vs VLLO
VLLOは無料でウォーターマークなし・買い切りプランありという点で手軽さに優れています。KineMasterはマルチレイヤーやクロマキーなどプロ並みの機能を求める人に適しています。
KineMasterの始め方と基本操作
KineMasterを使い始めるための基本的な流れを紹介します。
ダウンロードとインストール
Google PlayストアまたはApp Storeから「KineMaster」を検索してインストールします。Chromebookの場合もGoogle Playストアからダウンロード可能です。
プロジェクトの作成
アプリを起動したら「新規作成」をタップし、アスペクト比(16:9、9:16、1:1など)を選択します。投稿先のプラットフォームに合わせたアスペクト比を最初に選んでおくと、後からのサイズ変更の手間が省けます。
素材の追加と編集
メディアブラウザから動画や画像を選んでタイムラインに追加します。レイヤーメニューからテキスト・ステッカー・手書き・オーバーレイなどを追加でき、各レイヤーを個別に編集できます。
アセットストアの活用
KineMaster内のアセットストアには、追加のエフェクト・トランジション・BGM・フォントなどがラインナップされています。プレミアム会員はすべてのアセットにアクセスでき、動画の表現力をさらに広げられます。
よくある質問(Q&A)
Q. KineMasterは安全なアプリですか?
A. KineMasterは韓国のKineMaster Corporationが開発しており、2013年からApp Store・Google Playで公式に配信されています。長い運営実績があり、多くのユーザーに利用されているアプリです。
Q. KineMasterでYouTube用の動画は作れますか?
A. はい、十分に作れます。16:9のアスペクト比で編集し、1080pまたは4Kで書き出せば、YouTube投稿に適した動画が完成します。
Q. KineMasterのウォーターマークを無料で消す方法はありますか?
A. 公式にウォーターマークを除去するにはKineMaster Premiumへの加入が必要です。非公式な方法はライセンス違反になるため、推奨しません。
Q. KineMasterはPCでも使えますか?
A. 基本的にはモバイル向けアプリですが、Chromebookには対応しています。Windows PCやMacでの利用は想定されていないため、PCで本格的な編集をしたい場合はDaVinci ResolveなどのPC向け編集ソフトを検討しましょう。
PC版に移るときは、ソフトの考え方そのものが変わるので最初はとまどいます。手元に解説書を1冊置いておくと、つまずいたときに調べやすくなります。
Q. KineMasterで音楽を使う際の著作権は大丈夫ですか?
A. アセットストアからダウンロードした音楽はKineMasterのライセンスで保護されており、KineMasterで編集した動画内での使用が認められています。外部から取り込んだ音楽については別途著作権の確認が必要です。
まとめ
KineMasterは、スマホアプリとしては群を抜いた高機能を誇る動画編集アプリです。マルチレイヤー編集・キーフレームアニメーション・クロマキー合成・4K対応と、PCソフトに匹敵する機能をモバイルデバイスで使えるのは大きな魅力です。
ただし機能が多い分、初心者にはやや敷居が高い面もあります。まずは無料版で基本操作を覚え、ウォーターマークが気になるようであればPremiumへのアップグレードを検討してみてください。「スマホで本格的な動画を作りたい」という意欲がある人にとっては、きっと頼れるツールになるはずです。


