「動画編集を始めたいけど、いきなり高い有料ソフトはちょっと……」そんな人に注目されているのが、Clipchamp(クリップチャンプ)です。Windows 11に標準搭載されていて、ブラウザからもアクセスできるお手軽さが話題になっています。
でも実際のところ、無料で使えるの?有料版との違いは?操作は簡単?といった疑問を持っている人も多いはず。この記事では、Clipchampの使い方や料金プラン、実際のユーザーの口コミまでまるっと紹介していきます。

Clipchampとは?基本情報をサクッと紹介
Clipchampは、Microsoftが提供するオンライン動画編集ツールです。もともとはオーストラリアのスタートアップが開発したサービスで、Microsoftが買収してからはWindows 11にプリインストールされるようになりました。
ブラウザ上で動作するため、ソフトのインストールが不要で、パソコンのスペックが低めでも比較的スムーズに編集できるのが特徴です。テンプレートやストック素材も豊富に用意されているので、動画編集の経験がなくてもすぐに使い始められます。
- Windows 11に標準搭載(別途インストール不要)
- ブラウザ版もあるのでMacユーザーも利用可能
- Microsoft 365と連携してOneDriveに直接保存できる
- テンプレート・ストック素材が豊富
とはいえ、扱う素材が長くなるほどブラウザ側の動作は重くなります。これから編集用のPCを買い足すなら、CPUとメモリに少し余裕のあるモデルを選んでおくと後がラクです。
Clipchampの料金プランを比較
Clipchampには無料プランと有料プランがあります。気になるのは「無料でどこまでできるか」という点ですが、実は無料プランでもウォーターマーク(透かし)なしで動画を書き出せるのが大きなポイントです。
多くの無料動画編集ツールがロゴの強制表示を課す中、Clipchampの無料版はかなり太っ腹といえます。
無料プランでできること
- 基本的なカット・トリミング・テキスト追加
- 1080pでのエクスポート
- ウォーターマークなしでの書き出し
- 一部のテンプレート・ストック素材の使用
- テキスト読み上げ機能(一部言語)
有料プランの料金
有料プランでは、プレミアムフィルターやエフェクト、ストック素材のフルライブラリへのアクセスなど、より高度な機能が使えるようになります。料金の詳細については公式サイト(Microsoft Clipchamp公式ページ)で最新情報を確認してください。なお、Microsoft 365のサブスクリプションに加入している場合、多くのプレミアム機能にアクセスできるため、別途Clipchampの有料プランを契約する必要がないケースもあります。

Clipchampの使い方を5ステップで解説
初めてでも迷わないように、基本的な使い方をステップごとに説明します。
ステップ1:Clipchampを起動する
Windows 11のスタートメニューから「Clipchamp」を検索するか、ブラウザでapp.clipchamp.comにアクセスします。Microsoftアカウント、Googleアカウント、メールアドレスのいずれかでログインできます。
ステップ2:新しいプロジェクトを作成する
ログインしたら「新しいビデオを作成」をクリック。テンプレートから始めることも、白紙の状態からスタートすることもできます。SNS投稿用、プレゼン用など目的に合ったテンプレートが揃っています。
ステップ3:メディアをインポートする
編集したい動画・画像・音声ファイルをドラッグ&ドロップでアップロードします。OneDriveやGoogleドライブからの読み込みにも対応しているので、クラウドに保存してある素材もそのまま使えます。
ただしクラウドの容量はすぐ埋まります。撮影した元データは手元の外付けSSDに置いて、編集に使うぶんだけアップロードする形にしている人も多いです。
ステップ4:タイムラインで編集する
素材をタイムラインにドラッグして配置したら、カット・分割・トリミング・テキスト追加・音楽追加などの編集を行います。直感的なドラッグ操作で編集できるため、初心者でもすぐに操作を覚えられます。
ステップ5:書き出し(エクスポート)する
編集が終わったら画面右上の「エクスポート」ボタンから書き出し解像度を選択します。無料プランでも1080pでの書き出しが可能です。完成した動画はパソコンへの保存やOneDriveへの保存、YouTubeやTikTokへの直接アップロードにも対応しています。
Clipchampの口コミ・評判をチェック
実際にClipchampを使っている人たちの声を集めてみました。
良い口コミ
- 「インストール不要で、ブラウザだけで編集できるのが便利」
- 「テンプレートが豊富で、SNS用の動画がサクッと作れる」
- 「無料なのにウォーターマークが入らないのがうれしい」
- 「Microsoft 365ユーザーなら追加費用なしでプレミアム機能が使える」
- 「操作がシンプルで、初めての動画編集でも迷わなかった」
気になる口コミ
- 「レイヤー管理の自由度が低く、凝った編集には向かない」
- 「エフェクトや色補正の種類が少なく、プロ向けとは言えない」
- 「大容量ファイルの処理がやや重い」
- 「オフライン環境では使いにくい」
「重い」の原因がメモリ不足のこともあります。増設できるデスクトップやノートなら、メモリを足すだけで体感が変わるケースもあります。

Clipchampはこんな人に向いている
口コミや特徴を踏まえると、Clipchampが特に合っているのは次のようなタイプの人です。
- 動画編集の初心者:シンプルなUIで操作が簡単なので、はじめての動画編集にぴったり
- SNS用の短い動画を量産したい人:テンプレートを活用すれば、Instagram ReelsやTikTok用の動画を短時間で作れる
- Microsoft 365を使っている人:追加コストなしでプレミアム機能が利用できるのでかなりお得
- なるべくお金をかけたくない人:無料プランでもウォーターマークなしで書き出せるのは大きなメリット
- Windowsユーザー:プリインストールされているため、起動までのハードルが非常に低い
一方で、After EffectsやPremiere Proのような高度なモーショングラフィックスやマルチトラック編集を求める場合は、別のツールを検討した方がよいでしょう。Clipchampはあくまで「手軽さ」と「スピード」を重視したツールです。
Clipchampと他の無料動画編集ツールの違い
無料で使える動画編集ツールはClipchamp以外にもいくつかあります。主要なツールとの違いを見てみましょう。
Clipchamp vs DaVinci Resolve
DaVinci Resolveは無料版でもプロレベルのカラーグレーディングやオーディオ編集が可能で、機能面ではClipchampを大きく上回ります。ただし操作が複雑で学習コストが高いため、手軽に始めたいならClipchampの方が向いています。
Clipchamp vs CapCut
CapCutはスマホアプリとして人気が高く、TikTok向けのテンプレートが充実しています。PC版も登場していますが、Clipchampの方がビジネス用途やMicrosoft 365との連携では優れているといえます。
Clipchamp vs Canva
Canvaはデザインツールとしての機能が強く、サムネイルやバナー作成にも使えます。動画編集機能も備えていますが、Clipchampの方がタイムライン編集の操作性では上です。
Clipchampを使いこなすためのコツ
Clipchampをより効率的に活用するためのポイントをまとめました。
テンプレートを積極的に活用する
一から作るよりも、テンプレートをベースにカスタマイズする方がずっと早いです。SNS投稿用、プレゼン用、広告用など目的別のテンプレートが用意されているので、まずはテンプレートから始めてみましょう。
ショートカットキーを覚える
Clipchampにはキーボードショートカットが用意されています。分割(S)、削除(Delete)、再生/停止(Space)などの基本操作をショートカットで行うと、編集スピードがグッと上がります。
テキスト読み上げ機能を活用する
Clipchampにはテキストから音声を生成するAI読み上げ機能があります。ナレーション録音の環境がない場合でも、テキストを入力するだけで自然な音声ナレーションを追加できるので便利です。
逆に、自分の声で録りたくなったときはマイクが必要になります。USB接続のコンデンサーマイクなら、パソコンにつなぐだけで録音を始められます。

よくある質問(Q&A)
Q. Clipchampは完全無料で使えますか?
A. 基本的な編集機能は無料で利用できます。ウォーターマークも入りません。ただし、一部のプレミアムフィルター・エフェクト・ストック素材は有料プランまたはMicrosoft 365のサブスクリプションが必要です。
Q. Clipchampで4K動画は編集できますか?
A. Clipchampは記事執筆時点では4K書き出しに対応していません。最大解像度は1080p(フルHD)です。4K編集が必要な場合は、DaVinci ResolveやPremiere Proなどの別ツールを検討しましょう。
Q. MacでもClipchampは使えますか?
A. はい、ブラウザ版(app.clipchamp.com)からアクセスすれば、MacのSafariやChromeでも利用可能です。
Q. Clipchampで作った動画を商用利用できますか?
A. 無料プランで使用できるストック素材にはライセンス制限がある場合があります。商用利用する場合は、使用する素材のライセンス条件を確認するか、有料プランへの加入を検討してください。
まとめ
Clipchampは、動画編集初心者やSNS用の短い動画を手軽に作りたい人にぴったりの動画編集ツールです。無料プランでもウォーターマークなしで書き出せる点は大きな強みで、Windows 11ユーザーやMicrosoft 365ユーザーにとっては特にメリットが大きいといえます。
一方で、プロ向けの高度なエフェクトやマルチトラック編集には対応していないため、動画編集スキルが上がってきたら、DaVinci ResolveやPremiere Proなどのツールへのステップアップも視野に入れておくとよいでしょう。
まずは無料プランで試してみて、自分の用途に合っているかどうか確かめてみてください。


