動画編集を始めたいけど、パソコンに何十万円もかけるのはちょっと厳しい。そんな悩みを抱えている方は意外と多いです。
実は10万円以下のパソコンでも、フルHDの動画編集なら十分にこなせます。4K編集は難しいですが、YouTube向けのフルHD動画であれば、コスパ重視のPCで問題なくスタートできます。
この記事では、予算を抑えながらも動画編集に使えるパソコンの選び方と、具体的なおすすめモデルを紹介していきます。無理に高いPCを買わなくても、工夫次第で快適な編集環境は作れますので、ぜひ参考にしてみてください。

10万円以下のパソコンで動画編集は本当にできる?
結論から言うと、フルHD(1920×1080)の動画編集なら10万円以下のパソコンでも十分に対応できます。ただし、4K編集やエフェクトを多用する映像制作には向いていません。あくまで「YouTube用のフルHD動画」「SNS向けの短尺動画」がメインの方向けです。
10万円以下のPCで動画編集する場合、以下のようなスペックが目安になります。
| 項目 | 最低ライン | 推奨スペック |
|---|---|---|
| CPU | Core i5 / Ryzen 5 | Core i5 12世代以降 / Ryzen 5 5600以降 |
| メモリ | 8GB | 16GB |
| GPU | 内蔵GPU | GTX 1650以上 |
| ストレージ | SSD 256GB | SSD 512GB |
メモリは最低でも16GBを選ぶのが鉄則です。8GBだと編集ソフトとブラウザを同時に開いただけでカクつくことがあります。予算が限られていても、メモリだけは妥協しないようにしましょう。
おすすめの安いデスクトップPC
mouse DT5(約8万円〜)
Core i5と内蔵GPU構成で約8万円から購入できるモデルです。フルHDの基本的なカット編集なら問題なくこなせます。デスクトップなので、後からグラフィックボードを追加してスペックアップできるのも大きなメリットです。
BTOメーカーなので、注文時にメモリを16GBにカスタマイズしておくのがおすすめです。後から自分で増設するよりも手間がかかりません。
中古ワークステーションという選択肢
企業で使われていたDellやHPのワークステーションが、中古市場で3〜5万円程度で出回っていることがあります。ここにグラフィックボードを追加すれば、総額5〜7万円程度でそこそこの編集マシンが組み上がります。
ただし中古品なので、パーツの相性や保証の有無には注意が必要です。PCの知識がある方向けの選択肢と考えてください。

おすすめの安いノートPC
中古M1 MacBook Air(約7万円〜)
中古市場で7〜8万円台で手に入るM1 MacBook Airは、コスパ最強の選択肢です。M1チップの動画編集性能は非常に優秀で、フルHDはもちろん、4K素材のカット編集程度ならこなせてしまいます。
バッテリー持ちも良く、ファンレス設計なので動作音がゼロ。カフェや図書館でも気兼ねなく編集作業ができます。Apple認定整備済製品なら、品質保証付きで安く購入できることもあります。
Lenovo IdeaPad(約8万円〜)
Ryzen 5搭載モデルで約8万円から手に入ります。メモリ16GBモデルを選べば、フルHDの基本的な編集には十分なスペックです。Windows環境でPremiere ProやDaVinci Resolveを使いたい方にはこちらがおすすめです。
安いPCで快適に動画編集するためのコツ
プロキシ編集を活用する
プロキシ編集とは、高解像度の素材を一時的に低解像度に変換して編集し、書き出し時に元の高解像度で出力するテクニックです。スペックが低いPCでもタイムラインがサクサク動くようになります。
Premiere ProやDaVinci Resolveにはプロキシ編集機能が標準搭載されています。設定方法は各ソフトの公式ヘルプやYouTubeチュートリアルで詳しく解説されているので、ぜひ活用してみてください。
不要なソフトを閉じる
メモリが限られているPCでは、ブラウザやチャットアプリを閉じるだけで体感速度がかなり変わります。特にChromeはメモリを大量に消費するので、編集中は閉じておくのがおすすめです。
素材の整理とSSD活用
編集する素材はSSDに保存しておくと、読み込み速度が格段に上がります。外付けHDDに素材を置いたまま編集すると、プレビューがカクつく原因になるので注意しましょう。

予算を増やせるならどこまで出すべき?
15万円まで予算を上げられると、選択肢が一気に広がります。GPUが搭載されたノートPCや、メモリ32GBのデスクトップPCが視野に入ってくるので、4K編集にも対応できるようになります。
「10万円で始めて、本格的にやりたくなったら15万円のPCに買い替える」というステップアップ方式もアリです。最初から完璧な環境を揃える必要はありません。
マウスコンピューターのBTOカスタマイズで最安構成をチェックするのもおすすめです。自分に必要なスペックだけを選べるので、無駄なコストを省けます。
中古PCを購入する場合は、バッテリーの劣化具合や保証期間を必ず確認してください。特にノートPCはバッテリー交換費用が高額になることがあります。
よくある質問(FAQ)
Q. 10万円以下のPCでPremiere Proは動きますか?
A. Core i5以上・メモリ16GBあれば動作はします。ただし、エフェクトを多用するとプレビューが重くなることがあるので、プロキシ編集の併用をおすすめします。
Q. デスクトップとノート、どちらがおすすめですか?
A. コスパ重視ならデスクトップ、持ち運びたいならノートです。同じ予算ならデスクトップのほうがスペックが高くなりますが、場所を選ばず編集できるノートPCにも大きなメリットがあります。
Q. 中古PCで動画編集しても大丈夫ですか?
A. 問題ありません。特にM1 MacBook Airの中古は狙い目です。ただし、購入先の信頼性やバッテリーの状態には注意してください。
Q. グラフィックボードなしでも動画編集できますか?
A. フルHDの簡単なカット編集なら内蔵GPUでも対応できます。ただし、エフェクトや4K編集をするならグラフィックボードがあったほうが圧倒的に快適です。
Q. メモリ8GBで足りますか?
A. 正直なところ厳しいです。動画編集ソフトだけでも4〜6GB使うので、OSやその他のアプリも合わせるとギリギリ。16GBを強くおすすめします。

まとめ:10万円以下でも動画編集は始められる
- フルHD編集なら10万円以下のPCで十分対応できる
- 中古M1 MacBook Air(7〜8万円)がコスパ最強の選択肢
- デスクトップPCなら後からスペックアップが可能
- メモリは最低でも16GBを確保するのが鉄則
- プロキシ編集を活用すれば低スペックPCでも快適に作業できる
- 15万円まで出せると選択肢が一気に広がる
動画編集を始めるのに、最初から高額なPCは必要ありません。まずは手の届く価格帯のパソコンでスタートして、スキルが上がったタイミングで環境をアップグレードしていくのが最も賢い進め方です。


