「外出先でも動画編集がしたい」「カフェで作業する時間を有効活用したい」と考えている方にとって、ノートPCの選び方は非常に重要です。スペックが足りないノートPCを選んでしまうと、編集中にフリーズしてまともに作業できません。
動画編集用ノートPCを選ぶうえで妥協してはいけないのが「メモリ16GB以上」「SSD搭載」「専用GPU搭載」の3つです。この条件を満たしていれば、外出先でも快適に編集作業ができます。
この記事では、MacとWindowsそれぞれのおすすめノートPCから、選ぶときのチェックポイントまで詳しく紹介していきます。

ノートPCで動画編集する際の注意点
ノートPCはデスクトップPCに比べて、いくつかの制約があります。購入前に理解しておきましょう。
- 排熱性能が低いため、長時間の高負荷作業でサーマルスロットリングが発生しやすい
- バッテリー駆動時は性能が制限されることがある
- デスクトップに比べて同価格帯では性能が劣る
- パーツの交換・アップグレードが難しい
長時間のエンコード作業はACアダプターを接続した状態で行うのが基本です。画面サイズは最低14インチ、できれば15.6インチ以上がおすすめです。14インチ未満だとタイムラインやパネルの表示が窮屈になります。
Mac ノートPCのおすすめ
MacBook Pro 14インチ M3 Pro(約25万円〜)
動画編集用ノートPCの最有力候補です。Apple Silicon M3 Proの処理性能は圧倒的で、Final Cut ProはもちろんPremiere Proもサクサク動きます。
バッテリー持ちが最大17時間と驚異的で、電源のないカフェや移動中でも長時間の編集作業が可能です。Retinaディスプレイの色精度も高いので、外出先でもカラーグレーディングの作業ができます。
| スペック項目 | MacBook Pro 14インチ M3 Pro |
|---|---|
| CPU | Apple M3 Pro(11コア) |
| GPU | 14コア内蔵GPU |
| メモリ | 18GB〜(統合メモリ) |
| ストレージ | 512GB SSD〜 |
| ディスプレイ | Liquid Retina XDR(P3広色域) |
| バッテリー | 最大17時間 |
MacBook Air 15インチ M3(約20万円〜)
フルHD編集がメインであれば、MacBook Airでも十分に対応可能です。ファンレス設計なので動作音が完全に無音で、カフェや図書館での作業にも最適です。
ただし、4K編集やエフェクトを多用する場合は処理性能が不足する場面があります。あくまでも「軽めの動画編集」がメインの方向けです。

Windows ノートPCのおすすめ
DAIV Z6(約18万円〜)
マウスコンピューターのクリエイター向けブランド「DAIV」のノートPCです。RTX 4060を搭載しているため、4K編集にもしっかり対応できます。16インチの大画面で作業スペースが広く、タイムラインの操作がしやすいです。
BTOでメモリやストレージをカスタマイズできるのもポイントです。メモリを32GBに増設した構成が特におすすめです。
ASUS ProArt Studiobook(約15万円〜)
色精度の高いディスプレイが特徴のクリエイター向けノートPCです。工場出荷時にキャリブレーション済みで、カラーグレーディングにもこだわりたい方に向いています。
Lenovo Legion Pro 5i(約20万円〜)
ゲーミングノートPCですが、RTX 4060以上のGPUと高スペックCPUを搭載しているため、動画編集にも十分使えます。ゲームと動画編集を1台で兼用したい方におすすめです。
選ぶときのチェックポイント
必須スペック
| パーツ | 最低ライン | おすすめ |
|---|---|---|
| メモリ | 16GB | 32GB |
| ストレージ | SSD 512GB | SSD 1TB |
| GPU | GTX 1650 / M3チップ | RTX 4060 / M3 Pro |
| 画面サイズ | 14インチ | 15.6〜16インチ |
メモリ16GB以上・SSD 512GB以上・専用GPU搭載の3つは妥協しないでください。この3つが揃っていれば、ほとんどの動画編集作業を快適にこなせます。
あると嬉しい機能
- Thunderbolt / USB-C対応(外付けSSDの高速接続に必要)
- 色域sRGB 100%以上のディスプレイ
- SDカードスロット(カメラからの素材取り込みに便利)
- 充電しながら映像出力できるUSB-Cポート

デスクトップPCとどっちがいい?
同じ予算であれば、デスクトップPCのほうが高性能なマシンが手に入ります。自宅での作業がメインなら、デスクトップPCのほうがコスパは良いです。
| 比較項目 | ノートPC | デスクトップPC |
|---|---|---|
| 持ち運び | 可能 | 不可 |
| コスパ | やや不利 | 有利 |
| 拡張性 | 低い | 高い |
| 画面サイズ | 14〜17インチ | 24〜32インチ(外付け) |
| 排熱性能 | やや不足 | 十分 |
おすすめは「自宅ではデスクトップ、外出先ではノートPC」の使い分けです。ただし2台持ちは予算的に厳しいという方は、ノートPC+外付けモニターの構成がベストです。自宅では外付けモニターに接続して大画面で作業し、外出時はノートPC単体で使うという運用ができます。
よくある質問(Q&A)
Q. ノートPCで4K編集は可能ですか?
A. RTX 4060以上のGPUとメモリ32GB以上を搭載したノートPCであれば可能です。MacBook Pro M3 Proも4K編集に十分対応できます。ただし長時間のエンコードは排熱の問題で速度が落ちることがあります。
Q. ノートPCの寿命はどのくらいですか?
A. 一般的に3〜5年程度です。動画編集のような高負荷作業を頻繁に行うと、バッテリーの劣化が早まる傾向にあります。バッテリーの持ちが悪くなっても、ACアダプター接続で使い続けることは可能です。
Q. 中古のノートPCで動画編集はできますか?
A. Apple Silicon搭載のMacBook Pro(M1 Pro以降)であれば中古でも十分な性能があります。Windows PCの中古品を選ぶ場合は、GPUの世代とメモリ容量をしっかり確認してください。
Q. ノートPCのメモリは後から増設できますか?
A. 機種によります。MacBookはメモリ増設不可なので購入時に決めてください。WindowsノートPCは増設可能なモデルもありますが、最近はオンボードメモリ(増設不可)のモデルが増えています。
Q. ゲーミングノートPCは動画編集に使えますか?
A. 使えます。RTX 4060以上のGPUを搭載したゲーミングノートPCは動画編集にも十分な性能があります。ただしファンの音が大きい傾向にあるので、静かな環境での作業には向かない場合があります。
Q. 外付けGPU(eGPU)は使えますか?
A. Apple Silicon搭載のMacではeGPUは使用できません。Thunderbolt 3/4対応のWindows PCであればeGPUを接続できますが、内蔵GPUに比べて接続のオーバーヘッドがあるため、性能は落ちます。
まとめ
- MacBook Pro M3 Proが動画編集用ノートPCの最有力候補
- WindowsならDAIVやProArtなどクリエイター向けブランドがおすすめ
- メモリ16GB以上・SSD搭載・専用GPU搭載は必須条件
- 画面サイズは14インチ以上(できれば15.6インチ以上)
- 自宅では外付けモニターに接続して大画面で作業するのが快適
- 長時間エンコードはACアダプター接続が基本
ノートPCで動画編集をするなら、スペック選びが何より重要です。最低限の条件をクリアしたPCを選べば、外出先でも自宅でも快適に編集作業ができます。迷ったらMacBook Pro M3 Proが間違いのない選択肢です。
DAIV公式サイトでクリエイター向けノートPCをチェックできます。MacBook Pro公式もスペック比較してみてください。


