Premiere Proで動画を作るとき、タイトルやトランジション、テロップのデザインを一から作るのは時間がかかります。そんなときに活用したいのが、テンプレート(.mogrtファイルなど)です。テンプレートを使えば、プロが作ったデザインをそのまま自分の動画に適用でき、編集時間を大幅に短縮できます。
この記事では、Premiere Proで使える無料テンプレートのおすすめ配布サイトと、テンプレートの導入方法・活用のコツを詳しく紹介します。

Premiere Proのテンプレートとは?
Premiere Proのテンプレートとは、あらかじめデザインされたタイトル・テロップ・トランジション・モーショングラフィックスなどの素材ファイルのことです。代表的なファイル形式は「.mogrt(モーショングラフィックステンプレート)」で、Essential Graphicsパネルから簡単に適用できます。
- テンプレートはテキストや色をカスタマイズできる
- After Effectsがなくても.mogrt形式ならPremiere Pro単体で利用可能
- プロが作った完成度の高いデザインをそのまま使える
- 商用利用可能なテンプレートも多数配布されている
無料テンプレートの配布サイト
Premiere Proの無料テンプレートを配布しているサイトはたくさんありますが、品質・安全性・商用利用の可否を考慮して、信頼できるサイトを厳選しました。
Mixkit
Mixkitは、登録不要で無料テンプレートをダウンロードできる人気サイトです。Premiere Pro用のタイトル・トランジション・スライドショーのテンプレートが豊富に揃っており、すべて商用利用OKなのが大きな魅力です。
- 登録不要で即ダウンロード可能
- 動画素材・音楽素材も無料で利用できる
- ライセンスがシンプルで商用利用も安心
公式サイト: Mixkit公式
テンプレート探しと並行して、Premiere Pro自体の操作を体系的に押さえておくと、カスタマイズの幅が広がります。手元に解説書を1冊置いておくと、つまずいたときに調べ直しやすくなります。
MotionElements
MotionElementsは、アジア最大級の映像素材マーケットプレイスで、無料のPremiere Proテンプレートも配布しています。日本語対応で使いやすく、国内のクリエイターにも広く利用されているサービスです。
- 日本語で検索・ダウンロードができる
- 無料素材と有料素材の両方がある
- 毎週無料素材が更新される
公式サイト: MotionElements公式
BOOTH(日本語テロップ系)
BOOTHでは日本のクリエイターが作成したテロップテンプレートやアニメーションプリセットが多数配布されています。バラエティ番組風のテロップや、YouTuber向けのポップなデザインなど、日本語の動画制作に特化したテンプレートが豊富です。
- 日本語テロップに特化した素材が見つかる
- 無料配布と有料販売の両方がある
- クリエイター直販のため、独自性のあるデザインが多い
Motion Array(無料枠あり)
Motion Arrayは有料の定額制サービスですが、一部のテンプレートを無料で利用できます。無料テンプレートでもクオリティが高く、タイトル・ローワーサード・スライドショーなどが揃っています。

テンプレートの導入方法(.mogrtファイルの場合)
Premiere Proにテンプレートを導入する手順は以下のとおりです。.mogrtファイルを例に解説します。
手順1:テンプレートをダウンロードする
配布サイトからテンプレートファイル(.mogrt形式)をダウンロードし、わかりやすいフォルダに保存します。
手順2:Essential Graphicsパネルにインストール
- Premiere Proを開き、メニューバーから「ウィンドウ」→「エッセンシャルグラフィックス」を選択
- エッセンシャルグラフィックスパネルの右下にある「+」ボタンをクリック
- ダウンロードした.mogrtファイルを選択してインストール
手順3:タイムラインに適用する
- エッセンシャルグラフィックスパネルからインストールしたテンプレートを見つける
- テンプレートをタイムラインにドラッグ&ドロップ
- テキストや色をカスタマイズして完成
テンプレートによってはAfter Effectsが必要な場合があります。.mogrt形式であればPremiere Pro単体で利用できますが、.aepファイルはAfter Effectsがインストールされていないと使えませんので注意してください。
After Effectsまで扱えるようになると、配布されているテンプレートを自作したり細かく作り替えたりもできるようになります。基礎から学び直したい方は解説書からのスタートも一つの手です。
テンプレートを活用するコツ
テンプレートをただ適用するだけでなく、ひと工夫加えるとオリジナリティのある動画に仕上がります。
色をブランドカラーに合わせる
テンプレートのデフォルト色を自分のチャンネルや企業のブランドカラーに変更するだけで、統一感のある動画になります。エッセンシャルグラフィックスパネルからカラーピッカーで簡単に変更できます。
フォントを日本語フォントに変更する
海外製のテンプレートは英語フォントが設定されていることが多いです。日本語動画に使う場合は、源ノ角ゴシック・Noto Sans JPなどの見やすい日本語フォントに変更しましょう。
テンプレートを組み合わせる
複数のテンプレートを組み合わせることで、オリジナルの動画デザインを作ることができます。たとえば、タイトルテンプレートとトランジションテンプレートを別々のサイトから取得して組み合わせるのもおすすめです。

無料テンプレートを使うときの注意点
無料テンプレートは便利ですが、いくつかの注意点があります。
ライセンスの確認は忘れずに
「無料」と書かれていても、商用利用不可のテンプレートもあります。クライアント案件や収益化しているYouTubeチャンネルで使う場合は、ライセンス条件を事前に確認してから使用してください。
Premiere Proのバージョンとの互換性
古いテンプレートは最新のPremiere Proで正常に動作しないことがあります。逆に、最新のテンプレートは古いPremiere Proでは開けない場合もあるため、対応バージョンを確認しましょう。
素材の品質チェック
無料素材の中にはデザインが古かったり、動作が不安定だったりするものもあります。実際にタイムラインに適用してプレビューを確認してから本番の動画に使いましょう。
なお、プレビューでの見え方は使っているモニターの表示環境にも左右されます。テンプレートの色味や細部を確認しながら作業したい方は、表示領域の広い作業用モニターを検討してみるのもおすすめです。
Q&A:Premiere Proの無料テンプレートでよくある質問
Q. テンプレートがエッセンシャルグラフィックスに表示されない場合は?
Premiere Proを再起動してみてください。それでも表示されない場合は、テンプレートファイルが正しい場所にインストールされているか確認しましょう。また、.mogrt形式以外のファイルはエッセンシャルグラフィックスには表示されません。
Q. テンプレート内のテキストが文字化けする場合は?
テンプレートで使われているフォントがPCにインストールされていない可能性があります。テキストを選択し、インストール済みの日本語フォントに変更することで解決できます。
Q. 無料テンプレートだけでYouTube動画は作れる?
十分に作れます。Mixkitやここ知り動画のテンプレートを活用すれば、タイトル・テロップ・トランジションなど、YouTube動画に必要なデザイン要素は一通り揃います。
Q. 自分でテンプレートを作って配布することはできる?
After Effectsを使えば、自作の.mogrtファイルを作成できます。Premiere Proだけではテンプレートの作成は難しいですが、プリセットとして設定を保存することは可能です。
Q. テンプレートの更新やバージョンアップはどうなる?
有料サービス(Envato ElementsやMotion Arrayなど)で提供されるテンプレートは、定期的に新バージョンがリリースされることがあります。無料配布のものは更新がないケースも多いため、最新のPremiere Proに対応しているか事前に確認しておくのが安心です。
テンプレート活用の実践テクニック
テンプレートを活用して、より効率的かつプロ品質な動画を作るための実践テクニックを紹介します。
テンプレートライブラリを構築する
ダウンロードしたテンプレートをジャンル別(タイトル・テロップ・トランジション・エンディングなど)にフォルダ分けして管理しましょう。テンプレートライブラリを整理しておくと、案件ごとに最適なテンプレートをすぐに見つけられます。
テンプレートや動画素材は数が増えるほど容量を圧迫するので、保存先を外付けのストレージにまとめておくと管理がラクになります。
テンプレートのプレビュー用プロジェクトを作る
新しいテンプレートを入手したら、テスト用のプロジェクトで一通り適用してみましょう。本番の編集中にテンプレートを試行錯誤するのは時間がかかるため、事前にプレビューしておくと効率的です。
クライアントごとにテンプレートセットを用意する
継続的に案件をもらっているクライアントがいれば、そのクライアント専用のテンプレートセット(タイトル・テロップ・エンディング)を用意しておくと、毎回の編集がスムーズになります。ブランドカラーやフォントを事前に設定しておけば、カスタマイズの手間も省けます。

まとめ
Premiere Proの無料テンプレートは、動画編集のスピードとクオリティの両方を上げてくれる便利な存在です。MixkitやMotionElements、BOOTHなどの信頼できるサイトからダウンロードし、色やフォントをカスタマイズして自分だけの動画を仕上げてみてください。ライセンスの確認さえ忘れなければ、無料テンプレートは強力な味方になります。


