「動画編集を誰かに頼みたいけど、いくらかかるのか見当もつかない…」という方は少なくありません。YouTube動画、企業のPR映像、SNS用のショート動画など、動画の種類や編集内容によって費用は大きく変わります。
この記事では、動画編集を外注する際の費用相場を「依頼先別」「動画の種類別」「作業内容別」の3つの軸で整理し、損をしない発注方法まで詳しく解説します。フリーランスへの依頼からクラウドソーシング、制作会社への発注まで、すべてのパターンを網羅しています。
外注を検討している方が「ここを読めば相場がわかる」と思える内容に仕上げました。ぜひ参考にしてください。

動画編集の外注相場を依頼先別に比較
動画編集の外注先は大きく分けて3つあります。それぞれの特徴と費用感を表にまとめました。
| 依頼先 | 費用の目安(1本あたり) | 特徴 |
|---|---|---|
| フリーランス | 5,000円〜50,000円 | コスパが高い・柔軟な対応 |
| クラウドソーシング | 3,000円〜25,000円 | 最も安い・品質のばらつきあり |
| 中小制作会社 | 50,000円〜300,000円 | 安定した品質・ディレクション込み |
| 大手制作会社 | 300,000円〜数百万円 | 企画から納品まで一括対応 |
フリーランスに依頼する場合
フリーランスへの依頼は、コストパフォーマンスと柔軟性のバランスが最も良い選択肢です。SNSやポートフォリオサイトで実績を確認してから依頼できるため、品質をある程度見極めた上で発注できます。
YouTube動画(10分前後)のカット編集、テロップ挿入、BGM追加を依頼する場合、5,000円〜15,000円が一般的な相場です。モーショングラフィックスやアニメーションを含む高度な編集になると、30,000円〜50,000円まで上がることがあります。
クラウドソーシングを利用する場合
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサービスを使えば、最も費用を抑えて依頼できます。カットとテロップのみのシンプルな編集なら、1本1,000円〜3,000円程度で受けてくれる編集者も見つかります。
ただし、クラウドソーシングは品質のばらつきが大きい点に注意が必要です。過去の実績や評価を必ず確認してから依頼しましょう。なお、クラウドワークス・ランサーズでは10万円以下の報酬に対して20%の手数料がかかるため、編集者への実質的な支払い額はその分少なくなります。
制作会社に依頼する場合
制作会社に依頼すると費用は高くなりますが、企画・構成・撮影・編集・納品まで一括で任せられるメリットがあります。中小の制作会社であれば5万円〜30万円程度で対応してもらえるケースが多く、企業のPR動画や採用動画など、クオリティを重視する場面に適しています。
動画の種類別の外注費用
依頼する動画の種類によっても費用は変わります。代表的なジャンル別の相場を確認しましょう。
YouTube動画の編集費用
YouTube動画の編集は最も需要が多いジャンルです。動画の尺や編集の複雑さによって費用が変動します。
| 動画の尺 | 編集内容 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 5分以内 | カット・テロップ・BGM | 3,000円〜8,000円 |
| 10分前後 | カット・テロップ・BGM・SE | 5,000円〜15,000円 |
| 20分以上 | フル編集 | 10,000円〜30,000円 |
ショート動画(TikTok・Reels)の編集費用
15秒〜60秒のショート動画は、尺が短いため1本あたり1,000円〜5,000円程度が相場です。ただし、トレンドに合わせた演出やエフェクトを多用する場合は、それ以上になることもあります。
企業PR・商品紹介動画の編集費用
企業向けの動画は、1本あたり10万円〜50万円が相場です。ナレーション収録、グラフィックデザイン、アニメーション、カラーグレーディングなど、求められるクオリティが高くなるため費用も上がります。

作業内容別の費用内訳
「何を」依頼するかによって費用は細かく変わります。個別の作業ごとの費用感を把握しておくと、見積もりの妥当性を判断しやすくなります。
カット編集
不要な部分をカットしてつなぎ合わせる基本的な作業です。この作業だけであれば1,000円〜3,000円程度で依頼できます。動画編集の基礎となる作業ですが、テンポの良いカットには経験とセンスが必要です。
テロップ・字幕挿入
テロップの挿入は手間がかかる作業のため、動画の尺に比例して費用が上がります。10分の動画でフルテロップを入れる場合、3,000円〜10,000円程度が目安です。フォントの装飾やアニメーション効果を加えると、さらに費用がかかります。
BGM・効果音の追加
BGMの選定と挿入、効果音(SE)の追加は、1,000円〜3,000円程度が相場です。著作権フリーの素材を使うのが一般的ですが、有料素材を使用する場合はその素材費が別途かかることがあります。
サムネイル作成
YouTubeのサムネイルはクリック率に直結する重要な要素で、1枚あたり1,000円〜5,000円が相場です。動画編集とセットで依頼すると割引してもらえるケースもあります。
モーショングラフィックス・アニメーション
オープニングアニメーションやロゴアニメーション、図解アニメーションなどの制作は、1件あたり10,000円〜50,000円と高額になります。After Effectsなどの専門スキルが必要なため、対応できる編集者が限られます。
- まとめて依頼する(月10本以上で割引が効くことが多い)
- 編集の素材(テロップ内容・BGMの指定など)を事前に用意する
- 修正回数の上限を決めておく
- 継続依頼で単価交渉する
- 撮影段階で編集しやすい素材を撮る
外注先を選ぶときのチェックポイント
費用だけで外注先を選ぶと失敗するリスクがあります。以下のポイントを確認してから依頼しましょう。
ポートフォリオを必ず確認する
過去の制作実績を見れば、その編集者のスキルレベルや得意ジャンルがわかります。自分が求めるテイストに近い作品を手がけている編集者を選ぶことが、仕上がりの満足度を上げる最大のポイントです。
コミュニケーションの取りやすさ
レスポンスの速さや、指示の理解度は非常に重要です。テスト案件として1本だけ依頼し、やり取りのしやすさを確認してから継続依頼に進むのが賢い方法です。
納期の確認
動画の投稿スケジュールに間に合うかどうか、事前に納期を明確にしておきましょう。特にYouTubeチャンネルを定期更新している場合は、安定した納期で対応してくれる編集者が不可欠です。
修正対応の範囲
「修正は何回まで無料か」「追加修正の費用はいくらか」をあらかじめ確認しておくことで、後からトラブルになるのを防げます。一般的には、2〜3回の修正が費用に含まれているケースが多いです。

外注と自分で編集、どちらが得か
外注するかどうか迷っている方のために、それぞれのメリット・デメリットを整理します。
外注が向いている人
動画の撮影や企画に集中したい方、編集スキルを習得する時間がない方、すでにチャンネルが収益化されていて編集時間を別の作業に充てたい方には外注が向いています。月に10本以上の動画を投稿している場合、1人で編集を続けるのは現実的ではありません。
自分で編集した方が良い人
編集スキルを身につけたい方、細部まで自分のこだわりを反映させたい方、予算が限られている方は自分で編集する方が良いでしょう。無料の編集ソフト(DaVinci ResolveやClipchampなど)を使えば、ソフトの費用はゼロで始められます。
ハイブリッド方式もある
「カット編集とテロップは外注し、サムネイルと仕上げは自分でやる」というハイブリッド方式も選択肢の1つです。この方法なら費用を抑えつつ、動画のクオリティも自分の手でコントロールできます。
外注時のトラブルを防ぐための注意点
- 仕上がりイメージの食い違い(参考動画を事前に共有して防ぐ)
- 納期遅延(余裕を持ったスケジュールを設定する)
- 著作権の問題(使用素材の権利関係を事前に確認する)
- 追加費用の発生(見積もり段階で作業範囲を明確にする)
- 連絡が途絶える(契約書や発注書を交わしておく)
特に重要なのは「仕上がりイメージの共有」です。言葉だけで伝えるのは難しいため、参考動画のURLやスクリーンショット、編集指示書を用意しておくと、イメージのずれを大幅に減らせます。
また、発注時には「動画の尺」「テロップの量」「BGMの有無」「修正回数の上限」「納品形式(MP4、MOVなど)」を明記した依頼書を作成しておくと、双方の認識のずれを防げます。
よくある質問(Q&A)
Q. 初めて外注する場合、いくらくらいの予算を想定しておけばいいですか?
YouTube動画(10分前後)の基本的な編集であれば、1本あたり5,000円〜10,000円を目安にしておくと、ある程度のクオリティの編集者に依頼できます。まずはクラウドソーシングで相場感を掴んでから、フリーランスへの直接依頼にステップアップするのが効率的です。
Q. 外注先にどこまで任せればいいですか?
最低限「カット編集」「テロップ挿入」「BGM・SE追加」は任せるのが一般的です。余裕があればサムネイル作成も依頼すると、投稿作業がぐっと楽になります。逆に、動画の構成や台本作成まで任せるとコストが跳ね上がるため、企画段階は自分で行うのがおすすめです。
Q. 継続依頼すると割引してもらえますか?
多くの編集者やクリエイターは、継続案件に対して割引を設けています。月10本以上の依頼であれば1本あたり10〜20%程度の割引が期待できるケースが多いです。長期的な関係を築くことで、お互いの理解が深まり、品質も安定していきます。
Q. 海外の編集者に依頼するのはどうですか?
英語でのコミュニケーションが可能であれば、Fiverr(fiverr.com)などのプラットフォームで海外の編集者に依頼する方法もあります。日本国内の相場より安い場合が多いですが、テロップのフォント選びや日本語テキストの扱いなど、言語・文化の違いによる品質面の課題が出ることがあります。
Q. 見積もりは何社くらいから取るべきですか?
最低でも3社(3人)以上から見積もりを取ることをおすすめします。相場の幅を把握できるだけでなく、各編集者の対応力やコミュニケーションの質を比較できます。

まとめ
動画編集の外注費用は、依頼先や動画の種類、作業内容によって大きく異なります。クラウドソーシングなら1本3,000円から、フリーランスなら5,000円から、制作会社なら5万円からが目安です。
費用を抑えるには、まとめて依頼する、素材を事前に準備する、修正回数を決めておくといった工夫が効果的です。また、ポートフォリオの確認やテスト発注を通じて、自分と相性の良い編集者を見つけることが、長期的なコストパフォーマンスの向上につながります。
まずは1本だけテストで依頼してみて、外注のメリットを実感してみてください。

