動画にBGMを入れるだけで、クオリティが格段にアップします。しかし、「著作権が心配で好きな曲を使えない」「フリー素材ってどこで探せばいいかわからない」という声は非常に多いです。
この記事では、動画編集で安心して使えるフリーBGM素材サイトを厳選して紹介し、著作権に関する注意点や正しい使い方まで詳しく解説します。YouTube、TikTok、企業PR動画など、あらゆる用途に対応できるサイトを揃えました。
BGMの選び方1つで動画の印象は大きく変わります。この記事を参考に、あなたの動画にぴったりのBGMを見つけてください。

BGMが動画に与える効果
BGMは動画の「空気感」を作る重要な要素です。具体的には以下のような効果があります。
感情の誘導
明るいBGMは楽しさやワクワク感を、落ち着いたBGMは信頼感や安心感を視聴者に与えます。BGMの選び方次第で、同じ映像でもまったく異なる印象を生み出せるのが音楽の力です。
テンポの演出
テンポの速いBGMはスピード感や躍動感を演出し、ゆったりとしたBGMは落ち着いた雰囲気を作り出します。動画の内容やターゲット層に合わせてBGMのテンポを選ぶことが大切です。
無音区間の解消
トーク動画やVlogでは、話の間(ま)やシーン転換の際に無音区間が生まれます。BGMがあることで無音の違和感が解消され、視聴者が自然に動画を見続けられます。
著作権の基礎知識
BGMを使う際に最も注意すべきなのが著作権です。ここを理解しておかないと、動画が削除されたり収益化が停止されたりするリスクがあります。
「フリー」の意味を正しく理解する
「フリーBGM」とは「自由に何でもOK」という意味ではありません。サイトによって利用条件は大きく異なり、以下のような制限がある場合があります。
- 商用利用が禁止されている
- クレジット表記(作曲者名の記載)が必要
- 楽曲の加工・編集が禁止されている
- アダルトコンテンツでの使用が禁止されている
- 再配布が禁止されている
素材をダウンロードする前に、必ず各サイトの利用規約を確認する習慣をつけましょう。
YouTubeのContent ID対策
YouTubeには「Content ID」という著作権保護システムがあり、著作権のある楽曲を使用した動画は自動的に検知されます。フリーBGMサイトの楽曲でもContent IDに登録されているケースがまれにあるため、アップロード後に著作権の申し立てが来ていないか確認しましょう。
おすすめのフリーBGM素材サイト
DOVA-SYNDROME
DOVA-SYNDROMEは、国内最大級のフリーBGM素材サイトです。18,000点以上の楽曲が無料でダウンロード可能で、商用利用もOKです。ジャンル、ムード、使用楽器など多彩な検索条件で目的の楽曲を探せます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 楽曲数 | 18,000点以上 |
| 料金 | 完全無料 |
| 商用利用 | OK |
| クレジット表記 | 不要(推奨はされている) |
| 効果音 | あり |
YouTube Audio Library
YouTube Studio内からアクセスできるYouTube公式の音楽素材ライブラリです。1,300曲以上のBGMと効果音が用意されており、YouTube動画での使用を前提に提供されているため、Content IDによる申し立てのリスクがほぼありません。
帰属表示が必要な楽曲と不要な楽曲があるので、ダウンロード時に確認してください。
MusMus
MusMusは、クオリティの高いオリジナル楽曲を無料で提供しているサイトです。ジャズ、クラシック、エレクトロニカなど幅広いジャンルに対応しており、動画だけでなくラジオやポッドキャストなどにも使えます。利用時にはクレジット表記が必要です。
BGMer
完全ロイヤリティフリーのBGMを配布しているサイトです。クラシックからEDMまで幅広いジャンルの楽曲が揃っており、商用利用も可能です。楽曲数は他のサイトと比べると少なめですが、1曲1曲のクオリティが高いのが特徴です。
甘茶の音楽工房
個人が運営するフリーBGMサイトで、クラシック寄りの上品な楽曲が多く揃っています。企業PR動画やプレゼンテーション向けの落ち着いたBGMを探している方に向いています。商用利用可能で、クレジット表記は任意です。

有料BGMサイトも選択肢に
クオリティにこだわりたい場合や、商用動画でリスクを完全にゼロにしたい場合は、有料のBGMサイトも検討しましょう。
Artlist
年額約2万円で全楽曲が使い放題のサブスクリプション型サービスです。映画やCMでも使えるハイクオリティな楽曲が揃っており、ライセンスの心配が一切ないのが強みです。
Epidemic Sound
月額約2,000円から利用できるBGMサブスクリプションサービスです。55,000曲以上の楽曲と250,000以上の効果音が使い放題で、YouTube、SNS、ポッドキャストなど幅広い用途に対応しています。
AudioStock
日本発のストックミュージックサービスで、AudioStock公式サイトから利用できます。日本人クリエイターが制作した楽曲が多く、和風のBGMや日本の映像制作に合う楽曲が豊富です。単品購入とサブスクリプションの両方に対応しています。
BGMの選び方と使い方のコツ
動画のジャンルに合ったBGMを選ぶ
BGMは動画のジャンルに合わせて選ぶのが基本です。以下の組み合わせが一般的です。
| 動画ジャンル | おすすめのBGMジャンル |
|---|---|
| 解説・ハウツー系 | アコースティック、ローファイ、ピアノ |
| Vlog・旅行系 | ポップ、エレクトロニカ、アンビエント |
| ゲーム実況 | テクノ、EDM、チップチューン |
| ビジネス・企業PR | コーポレート、オーケストラ、ピアノ |
| 料理・ライフスタイル | ジャズ、ボサノバ、アコースティック |
音量バランスの調整
BGMの音量は、動画のメインの音声(ナレーションやトーク)を邪魔しないように設定する必要があります。トーク動画の場合、BGMは-20dBから-25dB程度に設定するのが適切です。BGMが大きすぎると話が聞き取りにくくなり、小さすぎるとBGMの効果が薄れます。
フェードイン・フェードアウトを使う
BGMの開始と終了にはフェードイン・フェードアウトを必ず適用しましょう。いきなりBGMが始まったり終わったりすると違和感があり、動画全体のクオリティが下がってしまいます。
- 利用規約を確認したか
- 商用利用可否を確認したか
- クレジット表記の要否を確認したか
- 音量バランスは適切か(トーク音声が聞き取れるか)
- フェードイン・フェードアウトを設定したか
よくある質問(Q&A)
Q. YouTubeで著作権侵害の申し立てが来たらどうすればいいですか?
まず、使用しているBGMの利用規約を再確認してください。正当にフリーBGMを使用しているにもかかわらず申し立てが来た場合は、YouTube Studioの「著作権」ページから異議申し立てを行うことができます。正当な使用であれば、通常は申し立てが取り下げられます。
Q. フリーBGMでもContent IDに引っかかることはありますか?
はい、まれにあります。フリーBGMの作曲者が楽曲をContent IDに登録していたり、第三者が不正に登録しているケースがあります。このリスクを避けたい場合は、YouTube Audio LibraryかArtlistなどの有料サービスを使うのが安全です。
Q. 同じBGMを複数の動画で使っても大丈夫ですか?
利用規約で「1作品につき1ライセンス」と明記されていない限り、基本的に複数の動画で同じBGMを使用できます。ただし、サイトによってルールが異なるため、事前に利用規約を確認しましょう。
Q. BGMはどのタイミングで選ぶべきですか?
編集の流れとしては、カット編集が完了した後にBGMを選ぶのが一般的です。動画の長さやテンポが確定してからBGMを合わせた方が、違和感のない仕上がりになります。ただし、BGMに合わせて映像を編集するスタイル(MV風の動画など)もあるので、動画のジャンルによって判断してください。
Q. 効果音(SE)もフリーで入手できますか?
はい、DOVA-SYNDROMEやYouTube Audio Libraryでは効果音も無料で提供されています。専門の効果音サイトとしては効果音ラボが有名で、商用利用OK・クレジット不要の効果音が豊富に揃っています。

まとめ
動画にBGMを入れることで、感情の誘導、テンポの演出、無音区間の解消といった効果が得られ、動画のクオリティが大幅に向上します。無料で使えるBGM素材サイトは数多くありますが、利用前に必ず「商用利用の可否」「クレジット表記の要否」「加工の可否」を確認することが重要です。
まずはDOVA-SYNDROMEやYouTube Audio Libraryなどの信頼性の高いサイトから素材を探してみてください。BGMの選び方と使い方を工夫するだけで、動画の印象は驚くほど変わります。

